キャブレター KEIHIN FCR37

  
キャブレター FCR37 セッティング オーバーホール ゼファー1100 カスタム HCZ.JP
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BEFORE ノーマルキャブ

ことの発端はオーバーフローで、キャブレター交換に至る。OHも考えたが思い切って借金地獄突入!!
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AFTER FCR37

総額21万を投入し生まれ変わった!!
KEIHIN : http://www.keihin-corp.co.jp/

H18.10月16日 晴天

先週フロントブレーキも修理でき、久しぶりにツーリング出かけた。目指すは奥多摩。途中スタンドで満タンにして10キロぐらい走ったところで・・・、ん?
エンジンが吹けなくなり・・・プスプスってエンジン止まり、どこからともなくガソリンがダラダラダラ・・・
こんな経験初めてだから物凄くパニックた。

どうしよう?

落ち着け。焦るなぁ。
これが噂に聞くオアーバーフローってやつか。
とりあえず記念に写真!
なんで電柱?

加入してて良かったジャフ会員

落ち着いたところでジャフにヘルプミー。
待つこと1時間。
行き先は八王子の某バイク屋。ここからだと自宅より近いし、電話し現状を説明したら快く修理を引き受けてくれた。でもレッカー代6000円は痛かった。ジャフは初めの5キロは無料らしいが、それ以降1キロ500円だと。

オーバーフローとは?

キャブの不具合でガソリンが外に漏れ出すトラブル。

オーバーフローの検証1

どこからガソリンが漏れ出したのか焦ってあまり覚えてないけど、バイク屋いわく、クランクケースから10リットル以上のガソリンが出てき、エアフィルターがガソリンでビショビショ。プラグもべっとりだったらしい。満タンにして10キロ程度しか走行していないのに、トラブル後にはほぼガス欠状態だった。

オーバーフローの検証2

2・3ヶ月前からアイドリングが不安定で1000回転以下だとエンストすることがあった。プラグが古いかなと思い交換してみたが症状はあまり変わらなかった。多分この時は初期症状だったのかも。1ヶ月半前にタンク内の錆が酷く、錆取り剤でクリーニング。この直後エンジンがかからなくなり、タンク・キャブ内のガソリンを再度抜き取り、きれいなガソリンにしたら調子よくなってきたが一時だけ。1ヶ月前にエアフィルター交換の際、フィルターボックスの底に油汚れが凄かった。この時オーバーフローの予兆?だったのかな?原因は多分タンク内の「錆」だな。

いきなり完成! でも10月26日

ご対面ッ!ニンマリ。バイク屋のお兄さんが何気にエンジンをかけてみる。すると今まで聴いたことない排気音にタマゲタ。キャブ変えるだけでこんなにもいい音になるとは。 乗り方の説明をしてもらったが、そんなことは耳に入っちゃこね。早く乗ってみたかったから。いざ試乗。 感想は面白いの一言

燃料コック

古くなっていた燃料コックを社外の新しいものに交換した。今まで使っていた純正コックはタンク内の錆や汚れでフィルターがだめになっていたらしく、オーバーフロー対策として「OFF機能」が付いているものを取り付けた。ちなみに純正だとオフ機能がないので、今回みたいにオーバーフローを起こしたらエンジン切ってもガソリンがダラダラ漏れてしまう。燃料ホースにフィルターを割り込ませるともっとよいらしいが、しばらくはこれで乗ってみることにする。

NGK パワーケーブル

1ヶ月ぐらい前にヤフオクで安く購入していた。DIYしようと思って時を見計らっていたのだが、今回大掛かりな修理だったので一緒に取り付けを依頼。NGKサイトで見るとレスポンスが向上するらしいが、 本当の目的としてはミタメ。

キャブとプラグコード

プラグコードはいいとしてFCR定番の赤ファンネル。これがいーんだという人も多いでしょうが、自分的にスキくない。で、もうケインズ のアルミファンネルを注文し手元にあるので、来週にでも取り付けします。

インプレ

悪戦苦闘の日々(涙)
街乗りじゃ苦戦することは無いんですけど、峠ではスロットルワークがむずい。大体3500ぐらいからドバーっとパワーがくるんすけど、それ以下で開けちゃうと失速する。要はコーナー進入中、4000回転以上をキープしておかないと中型車より遅い。特にパワーを必要とするコーナー立ち上がり。低速コーナーの続く峠では、その4000以上をキープして走るのが、へたっぴな私にはむずい。あとノーマルキャブより燃費良くなってルことは嬉しい悲鳴の今日この頃。
  
オイル交換直前、キャブからガソリンがドボドボドボ。
FCRに交換して4年半後の出来事・・・
2011年4月5日

2011年4月5日

オイル交換直前、キャブからガソリンがドボドボドボ。FCRに交換して4年半後(14,296km)の出来事。メンテと言ったらファンネルを磨くことぐらい。早かれ遅かれトラブル起こすのは時間の問題であっただろう。自力でオーバーホールも考えたが、未だココに関しては無知な私。自分でやったら多分壊す→乗れなくなる→結果的にバイク屋に依頼する。だったら初めから入院させればいい。ってことでそうしました。この期にキャブについて学ぶにし、記憶力の悪い私だから自分の為にメモ代わりとしてココに残すぅ。
ココからガソリンがっ!

ココからガソリンがっ!

今回どこからどやってガソリンが漏れだしたか?は右から2番目のファンネル下からドクドクと。 前回オーバーフローした時は、パニクリまくり何が何だか分からなかったんだけど、しっかり漏れ出てるところを確認。ちと進歩したかな。
← スローエアジェット(SAJ・左)
メインエアジェット(MAJ・右)
応急処置

応急処置

詳しい友達がいたから助かった。
友>「多分ゴミが引っかかってんだよ・・・」
俺>んで?
友>キャブレター本体底部のドレンボルト外し、キャブ内のガソリンを抜くんよ」
やってみたら、小さな黒いゴミ?みたいなのが出てきた。ガソリンを抜き取ったら引っかかっていたフロートとも下がり、一緒にゴミも出てきたわけね。
良かった・・・エンジン掛けても漏れてこない!
ピンゲルフィルターはダミー

空燃比(A/F)とは?

空燃費と思っていたけど空燃比なんんだね。
ガソリン「1」に対して空気「14.7」で燃焼行えば完全燃焼。これを「理論空燃比」 と言う。 この数値「14.7」を境に数値以上を「リーン(薄い)」以下を「リッチ(濃い)」。少しリッチな「12.5」あたりが出力に良いと言われ「出力空燃比」 と言う。 アクセル開け始め、「14.7」付近にセッティング。中・高速域は「12」ぐらい、全開時は焼付け回避でもう少し濃い目。
H23.04月18日左

2011年.04月18日 写真

適正値よりも多い「濃く」場合はレスポンスに鋭さが無く、マフラーから黒い煙を吹く。逆に「薄い」場合は異常燃焼のノッキングが起こったり、トルク・加速の低下になる。闇雲に調整を行ったりすると全く調子が上がらなかったり、異常燃焼などを起こしエンジンに大きな負担を掛けてしまう事もあり、エンジンを壊しかねない。
ブローバイはしっかり戻す エコでしょ^^V

スロージェット(SJ)

アイドル付近の空燃比を制御。

ジェットニードル(JN)

アクセル開け始めから70%ぐらいの空燃比を制御。種類は1万通りぐらいありエンジン出力特性をコントロールする重要な部分。筒に深々と突き刺さっているジェットニードルがアクセル開度にしたがって引き上げられ、その針と筒の隙間でガソリンの量をコントロール。

メインジェット(MJ)

アクセル70%開度から全開までの空燃比を制御。
スローエアジェット(SAJ)

パイロットスクリュー(PS)

アイドリングの状態から1/3開度までに影響。 キャブレター底部、ドレンボルトの脇にある。細いマイナスドライバーによって調整。初期設定では時計回りに底突してから反時計回りに1.25回転戻したところ。濃くするには一回に90度反時計回り、薄くするには一回に時計回りに90度回す。

スローエアジェット(SAJ)

何回転戻すか? メインエアジェット(MAJ)もあるが、効きが鈍いので通常はいじらない。
セッティング

セッティング

バイク屋でキャブレターをOH&セッティングして貰った。内部はめっちゃ汚れていたらしい。個体差もあると思うけど、今回のジェット類は、SJ(#50)/JN(クリップ段数4番目)/MJ(#150)にしてあるそうだ。それから1万kmに1回ぐらいはキャブ底のドレンボルトを外し、下に溜まっているゴミ等を取り除くこことアドバイス。フィルター装着だと多少寿命も伸びるみたいだが、賞味期限は大体5万キロらしい。
4-2-1はあまりよくない?

4-2-1はあまりよくない?

前もってどんなセッティングにするか?自分好みはこんな感じにってバイク屋に頼み、欲言えばオールシーズンジェット類変更なしで。セッティングは思うほど良い結果が出なかったらしく、まぁ、そこそこ走れる程度の味付けしてもらった。と言うのもマフラーに問題があるらしい。底つきしないように良かれと4-2-1タイプの集合管をチョイスしたのは6年前。しかし、レーシングキャブ(FCR等)には4-1の方が良いセッティング(パワフル?)が出ないらしい。言われてみれば写真で見る限り4-2-1の2の部分、かたっぽが長い。排気効率が悪いってことなのかな・・・。
キャブをOH

おまけ動画

オーバーホールして少し走ってみたけど、以前と比べレスポンス的にあまり変化は感じられなかったが、若干高回転の伸びが良くなったかなぁ。勿論OHしてもらったので、見た目(内部も)は文句なしに綺麗になりました。\(^o^)/

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