【YAMAHA NMAX125】 駆動系を分解して消耗品の交換
作業工程の備忘録 【駆動系バラシ その1】
消耗品を新品に交換する部品は、
Vベルト・ウエイトローラー・スライドピース・クラッチです。
駆動系の分解作業工程は、
- クランクケースカバー外し
- クランクケース外し
- プーリー外し
- クラッチ外し
- ウエイトローラー・スライドピース・Vベルト交換
- 新品クラッチ取付け
- プーリー取付け
以前、Vベルトとプーリーを交換した時は友達にやってもらいました。
YAMAHA NMAX125 ハイスピードプーリー(武川)と強化Vベルト(デイトナ)に交換
作業工程はその時に教わったので今回は自力で交換します。
いやいや、もうすっかり忘れていたので、それ系のYouTubeを見て参考にしました。
購入した部品とその金額(参考まで)
それでは、駆動系交換の作業工程備忘録です。↓
1. クランクケースカバー外し
- エアクリーナーボックスの 六角ボルト2本(10mm) を外します。
- 外したエアクリボックスは、作業の邪魔にならぬようガムテープで上につるしておきます。
- クランケースカバーの ネジ6本(プラスネジ) を外します。
- このネジはナメやすいので力が大きく伝わる柄の長いドライバーを使いましょう。
2.クランクケース外し

- 六角ボルト11本(8mm)を外します。
- 真ん中の1本だけは長いボルトが使われているから、取付け際には間違わないように注意。
- ダクトホースを手前に引いて外します。
- クランクケースの持ちやすいところを持って手前に引くとケースが外れます。
- 水平に引っ張り出すのがコツです。外れにくかったらケースを軽くたたいて振動を加えると外れやすくなります。
- ※パッキンは邪魔くさかったので、前回に撤廃しました。
3.プーリー外し

- 外側のドライブフェイスの**ナット(17mm)**を外します。
- 外しやすいように5-56を少し吹いておきます。
- プーリーホルダー(供回りを防ぐための工具)でドライブフェイスを固定してからナットを外します。固く締められているナットだからナメないように気を付けます。
- これではナットが外せなかったため、近所の友達にインパクトレンチを借りてきて外しました。
- ナットが外れたらワッシャー2枚を外します。
- シルバーのスプリングワッシャーには裏表あるから忘れないように外します。印がある側が表です。
- ドライブフェイスを外して薄いワッシャー(ボスワッシャー)を外します。
- プーリーボスの長さを調整するワッシャー。125ccの場合は1枚。155ccは付いていません。セッティングで枚数を増やすことができます。因みに当車両は1+3枚で4枚使用しています。
- ドライブフェイスが外れるとVベルトも簡単に外れます。
- 露になったプーリーを内側に隠れているランププレートと一緒に外します。
- 手前にゆっくり外さないと部品がポロポロ落ちてしまうから注意が必要です。

4.クラッチ外し
インパクトレンチ使えば難なく外れる。
1~4まで動画「作業工程の備忘録 前編」も参照ください。
5.ウエイトローラー・スライドピース・Vベルト交換
ウエイトローラー(ドクタープーリー)は、取説通りに収める。
ドクタープーリーの形は異形だから、入れる方向に戸惑いましたが、多分間違えてな
かったでしょう。

※パーツクリーナー2本では足りなくなり、ランププレートまで洗浄できなかった。
雑巾で拭いたくらいだから若干汚れ残ってます。
スライドピースは裏表があるので、間違えないようランププレートに3個差し込む。

新品のVベルト(デイトナ)は、クラッチの円形状の皿っぽい部品の向き合う隙間に押し込んで、
飛び出してこないようガムテープで止めとくのをチャレンジ。
しかし、どうしてもクラッチの溝が開かなく、よっぽど強いバネが使われてるんだろうな。
この作業はクラッチを車体に取り付けて固定すると、力が加わりやすく比較的簡単にできました。
コツは動画をご覧下さい。

6.新品クラッチアッセンブリー&クラッチアウター取付け
インパクトレンチで簡単に取り付けられました。

7.プーリー取付
Vベルトをクラッチのセカンダリーシブにはめ込んで押し込み、Vベルトが押し出されないように
ガムテープで止めとく。次にプーリー取付けてナットを締めつけるだけだが、
クランクシャフトの先端に中々ナットがはめ込めない。何度もやったけどシャフトの先端が
窮屈で純正のナットだけど径が間違ってんじゃないのと疑いもするくらい。
今回の作業で一番のタイムロスでした。しかも段々日暮れてくるし焦る一方。
仕方なく、クランクシャフトの先端からインパクトを使って締め込みました。

クランクケースで閉じる前に試運転してみました。
見た感じ問題なさそう。
変な振動や異音等もしてないと。

後は外した逆でクランクケースから取り付けて作業終了。
屋外作業だから日が落ちたら翌日に持ち越すことになる。
それだけは避けたかったので急いで取り付けました。

近所を少し走ってみました。何だか微妙な感じ。
様子を見てまた分解したいと思います。

Vベルト 前回交換 (23,257km)
ウエイトローラー(レベル10/8g) 前回交換 (23,257km)
スライドピース 今回が初めての交換
クラッチ 今回が初めての交換
追記
実は上記に説明したVベルトの取付け方法とは違う、誤った取り付け方をしてました。
時間なくって焦っていたこともアリ、いわゆる手抜き工事です。
それはこちらの記事をご覧下さい↓
【YAMAHA NMAX125】 Vベルトの取付けがまずかったようで、プーリーボスが焼き付きました。【駆動系バラシ その2】