ハードディスクドライブ(HDD)カスタマイズ パーティションを結合

壊れたPCから取り出したHDDを、バックアップ用にカスタマイズする備忘録。

(Windows11の場合)

 

⚠️ 必須:データのバックアップ

統合したい外付けHDDに必要なデータが残っている場合は、

必ず他のドライブへコピーしてバックアップ


1. 「ディスクの管理」の起動

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  1. スタートボタンを右クリックします。
  2. 表示されたメニューから「ディスクの管理」を選択して起動します。 

 

2. 対象ドライブの確認

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  1. 「ディスクの管理」画面で、外付けHDDを探します。
    • 通常、「ディスク 0」(Cドライブなど)以外の、「ディスク 1」や「ディスク 2」といった番号のドライブです。
  2. そのドライブ内で、2つに分かれているパーティション(例:Fドライブ、Gドライブなど)を確認します。

3. 既存パーティションの削除

  1. 統合したい1つ目のパーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。
  2. 確認メッセージが表示されたら、「はい」を選択します。この操作でデータが削除されます。
  3. 同様に、2つ目のパーティションも右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。
  4. 2つのパーティションが削除されると、その領域全体が「未割り当と」と表示されます。

4. 新しいパーティションの作成(統合)

  1. 「未割り当て」になった領域のどこでもいいので右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択します。
  2. 「新しいシンプルボリューム ウィザード」が開始されます。
  3. 「ボリュームサイズの指定」画面では、最大容量が自動で入力されているはずです。そのまま変更せずに「次へ」を選択します。(これで、未割り当て領域全体を使う設定になります。)
  4. 「ドライブ文字またはパスの割り当て」画面で、割り当てたい任意のドライブ文字(例:EやFなど)を選択し、「次へ」を選択します。
  5. 「パーティションのフォーマット」画面で、以下の設定を行います。
    • ファイルシステム: NTFS (Windowsで使う場合、最も一般的です)
    • アロケーション ユニット サイズ: 既定値 (そのまま)
    • ボリューム ラベル: ドライブの任意の名前(例:Backup_HDDなど)を入力します。
    • 「クイック フォーマットを実行する」にチェックが入っていることを確認します。
  6. 「次へ」を選択し、「完了」を選択すると、フォーティションの作成とフォーマットが実行され、1つの大きなドライブとして認識されるようになります。

 

「回復パーティション」は、システムの復元などに使われる特殊な領域ですが、

そのHDDをデータ保存用の外付けドライブとして使う場合は不要ですので、

削除してデータ領域に組み込むことができます。

現在、多くのユーザーはWindows PCに接続して作業されていると思いますので、

Windowsの「ディスクの管理」を使った、回復パーティションの削除領域の統合

順をご案内します。

 

⚠️ 重要: 回復パーティションを削除することで、HDD内のデータ領域を広げられますが、

この作業はドライブ内のデータがすべて消去される可能性が高いことを再度ご確認ください。

必要なデータは必ずバックアップしてください。


1. 準備:ドライブの場所を確認 🔎

  1. 「ディスクの管理」を開きます。
    • Windowsのスタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。
  2. 外付けHDD(例: ディスク 1, ディスク 2 など)を確認します。
    • おそらく、以下の2つのパーティションが表示されているはずです。
      • メインのデータ領域 (ドライブ文字が割り当てられている)
      • 回復パーティション (ドライブ文字が割り当てられていないことが多い)

 

2. パーティションの削除と領域の統合

ステップ 1: メインパーティションの削除

まず、統合したい領域をすべて「未割り当て」の状態にします。

  1. 外付けHDDにあるメインのデータ領域(例: Fドライブ)を右クリックします。
  2. 「ボリュームの削除」を選択し、確認メッセージで「はい」をクリックして実行します。
  3. この領域が「未割り当て」に変わります。

ステップ 2: 回復パーティションの削除

回復パーティションは、通常の操作では削除できないことがあります。

  • 通常の削除を試みる:
    • 回復パーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」が選択肢にあれば実行します。
    • これで「未割り当て」になれば、ステップ 3に進んでください。
  • 削除できない場合(コマンドプロンプトを使用):
    通常の操作で削除できない場合は、「 DiskPart 」というコマンドを使います。 

      1. スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択し、「 cmd 」と入力て、Ctrl+Shift+Enter で実行し、「管理者としてコマンドプロンプト」を開きます。
    1. 以下のコマンドを1行ずつ入力し、$\text{Enter}$キーを押します。
      • diskpart (DiskPartツールを起動)
      • list disk (PCに接続されているディスクの一覧を表示)
      • select disk X (「 X 」には外付けHDDのディスク番号を正確に入れます。例: select disk 2)
      • list partition (選択したディスク上のパーティション一覧を表示)
      • select partition Y (「 Y 」には回復パーティションの番号を入れます。番号を間違えないよう注意してください。)
      • delete partition override (回復パーティションを強制的に削除)
      • exit (DiskPartを終了)
      • exit (コマンドプロンプトを閉じる)

ステップ 3: 新しいパーティションの作成(統合)

すべての領域が「未割り当て」になったら、1つにまとめます。

  1. 「ディスクの管理」に戻り、「未割り当て」になった領域を右クリックします。
  2. 新しいシンプルボリューム」を選択し、ウィザードを開始します。
  3. 「ボリュームサイズの指定」画面で、最大容量が入力されていることを確認し、そのまま「次へ」を選択します。
  4. ドライブ文字やフォーマット形式(ファイルシステム: NTFSなど)を設定し、「完了」を選択します。

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これで、HDD全体を使った1つの大きなドライブとして使えるようになります。



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